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12 自律的に学習を進めるための役割を育てる
役割を示すことで多様な参加の仕方を理解させる
授業の中に学習者を参加させるための方策の一つとして、授業の中に役割を設け、その役割をこなすことによって授業に参加していることを実感させる方法がある。
この中では、特に「発表者」としてきちんと育てて行く事がまず第一である。誰も聞いていないのに発言し始める学習者などを見ると、「発表者」として育てたいなあと思う。「話す前にみんなが聞いているかどうか確認し、聞いていなければ聞いてもらう工夫をする」「話しているときは分かりやすさに心がけ、相手の反応などをうかがいながら話をすすめる」「話し終えたら、わかったかどうか、なにか質問はないかどうか、聞き手の反応を求める」こういった3つの方法が見についていけば、いちいち教師が「聞きなさい」「反応しなさい」などと煩く言う必要がなくなる。
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